わっふるぶろぐ

わっふるが日々の出来事をただただ書いていきます~

人生の防具

2月4日

マジで最悪や… 昨日注文したメガネだが、カラーがを指定するの忘れてて全く気に入らないカラーですでに発注してしまったらしい。通りで選んでる時なんか違うなーと思ったらそういうことだったのか。失敗した。まただよ。あの眼鏡屋で失敗するの。自分で選ん…

実践による知識

信憑性は薄いが、エジソンにまつわる面白いエピソードがある。 エジソンは新しい助手の採用試験で、申請者全員に対して、「この電球の内部の正確な体積を求められるか。」と質問した。ほとんどの申請者は、高度な数学の知識を駆使して、体積を求めようとした…

ニーバーの祈り

「神よ、変えられないものを受け入れる静穏さを、変えるべきものを変える勇気を、そして、変えられないものと変えるべきものを見分ける賢さを与えてください。」 これはアメリカの神学者、ラインホルド・ニーバーによる祈りの言葉である。「ニーバーの祈り」…

過剰選択肢のパラドックス

磁界を指導する準備は万全だった。理科の記録簿には既に指導範囲と今週の宿題を記録している。休憩時間を余裕で過ごしていたそのとき、私は塾長に呼び出された。記録簿を確認した塾長は、「苦手分野も指導すべきだ。」と私に注意を促した。授業の内容は基本…

馬鹿に付ける薬はない

「タバコは百害あって一利なし」と言うが、禁煙しろと百回言って一度もやめない人もいる。ノースカロライナ州に住む43歳のゲイリー・アレンもその一人だったのだろう。2012年2月、ゲイリーは整備士の友人のアパートにいた。台所で謎の液体が入ったボトルを見…

ハンロンの剃刀

その日、三平方の定理の利用方法を指導するのは3度目だった。一度教えては「わかりました。」と言い、問題を間違えては再度教えてを繰り返していた。試しに、私が指導したことを復唱させてみると、その説明は要領を得ず、三平方の定理を理解していないのは明…

「わからない」と言う勇気

以下の7つの問題に答えてほしい。 ベーシックインカムは導入すべきか。 現在の学習指導要領は適切か。 アフターコロナで世界はどう変わるか。 死刑制度は廃止すべきか。 AIは人類を超えるか。 正義とは何か。 なぜ私たちは存在するのか。 きっとあなたは、こ…

コンコルド効果

1960年代前半、各国が超音速旅客機開発競争にしのぎを削る中、イギリスとフランスは営業上の競合を避ける目的で、共同プロジェクト「超音速旅客機コンコルドの開発」を発足した。開発当初は世界各国の航空会社から100機を超える注文が舞い込んできた。しかし…

チェスとテニスのジレンマ

ある思考実験をしてみよう。 あなたは今から目隠しをされ、どこかもわからない無人島に置き去りにされる。そこは絶海の孤島だが、幸いにも植物や動物は存在する。あなたはこの無人島から脱出しなければならないのだが、知識人と船大工のどちらか一方を連れて…

スタージョンの法則

私は最近、映画を観たり、本を読んだりする機会が増た。次はどの映画を観ようか、どの本を読もうか探していると、つくづく思うことがある。 アメリカのSF作家、シオドア・スタージョンは、SF小説の90%はガラクタだという批判に対して、「確かにその通りだ。…

記憶ではなく記録する

突然だが、問題である。 「1940年時点でのドイツ国首相は誰か。」 20世紀のドイツの首相(東西分裂など色々とややこしく、たくさんいる)を全員暗記していれば、すぐにわかるだろう。しかし、そんな者はいないはずだ。それでも、この問題は簡単である。この…

亀がアキレスに言ったこと

アキレス(ギリシア神話に登場する英雄)は、亀に追いついて、甲羅の上に座ってくつろいでいました。亀は言いました。「ところで、ある競走コースの話をお聞かせしましょうか。二歩か三歩のステップでゴールに着きそうだとみんなが思うのに、実際には無限の…

反証不可能な主張

あなたの友人が、「全ての白鳥は白い。」と言って聞かないとする。あなたはどうすれば、この友人に間違いを認めさせることができるか。おそらく、これは簡単であろう。黒鳥(ブラック・スワン)を一匹でも見せてやればいい。また、「朝には必ず太陽が昇る。…

「怒り」との付き合い方

あなたは普段、よく怒るのだろうか。また、怒りをどのように捉えているのだろうか。 怒りについては様々な説明の仕方があるが、簡単に言うと、「危険にさらされた」という認識に起因して生じる感情である。「危険にさらされた」というのは、身体的なことに限…

ギャンブラーの誤謬

1913年8月18日、モンテカルロのカジノで信じられないようなことが起きた。ルーレットゲームでなんと、26回連続でボールが黒に入ったのだ。ルーレットに偏りやイカサマがないとすると、26回連続でボールが同じ色に入る確率は6660万回に1回であり、非常に稀な…

ビュリダンのロバ

お腹を空かせたロバが一本道を歩いている。すると、左右2方向の分かれ道に差し掛かった。双方の道の先には、完全に同じ距離、同じ量の干草が置かれていて、甲乙つけがたい。ロバはどちらの道に進むべきか悩み続け、結局、ロバはどちらの道も進まず、そのまま…

自分の基準の適用範囲

突然だが、あなたにこの問題を解いてほしい。 「何人集まれば、その中に誕生日が同一の二人がいる確率が、50%を超えるか。」 ちなみに、一年は365日(閏年を除く)であるため、366人集まれば、確率は100%となる。一体何人必要なのか、この先を読む前に、直…

危険な質問に気をつける

あなたは初対面の人と話すとき、どのようなことを聞かれたことがあるだろうか。「ご職業は何ですか。」、「ご趣味は。」、「お住まいはどちらでしょうか。」。あなたがどんな人物か知りたいため、情報提供を求められるのではないだろうか。また、このとき、…

よい人生の最大要因「運」

突然だが、私はあなたのことをよく知っている。おそらくあなたは、社会人か学生で、仕事か勉強をしていて、雨風をしのげる家があり、お腹が空いたら食事をして、季節に合った服を着て、暖かいベッドで寝ている。こんなのは、誰にでも当てはまることを言って…

よい人生の4大要素 その4「注意」

私が一番言いたかった、よい人生のとても大切な要素の一つは「注意」である。多くの人が、これまで紹介した三つよりも疎かにしている要素だ。あなたは、自分はそんなことないと思うかもしれない。物事を注意深く観察し、自分に最適な選択をしていると思って…

よい人生の4大要素 その3「心」

以前、哲学を学ぶことを勧めたわけだが、あなたは哲学の究極の目標と理想は何だと思うか。 古代ギリシア哲学の一学派であるストア派では、心の充実や平静さが保たれている状態を理想の状態とし、これを「アタラクシア」と呼んだ。 アタラクシアとは、心の平…

よい人生の4大要素 その2「金」

多くの人が問い続けている質問として「人生で一番大切なものはお金か。」というものがある。あなたはどう思うのだろう。私は、とても大切な要素であることには違いないが、とても注意深く扱うべきものと考えている。貧困層の人たちの幸福度が低いのは過去の…

よい人生の4大要素 その1「知恵」

あなたは、よい人生には何が必要だと思うか。健康、娯楽、意義、仕事、親友、家族、愛、学力、地位、名誉。きっと他にも様々な要因があると思うが、ここではその中でも私が特に重要だと考えている、よい人生の4大要素を紹介する。 一つ目は「知恵」である。…

感情に訴える

以下の二つの文章は「西葛西」の説明文である。まずはそれぞれを読み比べてほしい。ただし、流し読みで構わない。 西葛西は、東京都江戸川区の町名。人口は2万2464世帯、4万5347人(2017年1月)。江戸川区南部に位置し、葛西地域に属する。荒川と併走する一…

本音で語るべきか?

あなたは本音をよく言うだろうか。世間は、隠し事をするのは悪く、オープンな人になることを良しとする。よい人生の秘訣として「できるだけ本来のあなたのままで正直であれ」というアドバイスをよく聞く。しかし、本音はさらけ出さない方がいい。理由は三つ…

公正世界誤謬

あなたは「信じる者は救われる」と思うだろうか。また、良いことをすれば報われ、悪いことをすればバチが当たるのだろうか。 「公正世界であるこの世界は、全ての正義は最終的には報われ、全ての罪は最終的には罰せられる」という信念を公正世界信念という。…

虚偽の原因の誤謬

以下の三つの因果関係について考えてほしい。 あなたは今、目の前を何台も通過する消防車と救急車を見ている。あなたはきっと、大規模な火災が起きたに違いないと考えるだろう。出動する消防士の人数が多いほど、火災の規模は大きいことは経験則で知っている…

計画力ではなく修正力

私がまだ高校生だった頃、よい人生には完璧な人生設計を立て、最高の初期条件(一番いい大学へ入学)が必要だと考えていた。初期に設計した計画というのは大抵思い通りにならないというのに。 私たちは、計画を立て、それが必ず成功することを期待してしまう…

先延ばし

あなたは重要な仕事や課題を先延ばしにしていないだろうか。先延ばしは一般的な人間の経験であり、それが自分のためにならないことは誰でもよくわかっている。しかし、それでも人は先延ばしをしてしまう。 なぜ人は先延ばしをしてしまうのか。原因は様々だが…

他人の評価から自由になる

私は成人する頃まで、他人の評価が気になって仕方なかった。頭がいいと思われたく、かっこいいと思われたく、また、運動音痴と思われたくなかった。私は他人の評価を自分の価値基準とし、良い評価を貰おうと必死になった。 私はつい最近、こんな質問を受けた…