第7章では、数の数え方について、その歴史を辿って説明されてました!僕なりに要約して紹介します!
数字には文化的な違いがほとんどなく、どの国でも大抵は次のアラビア数字を使っています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
ほとんどの文明の記数法は10ですが、この本の著者曰く、それはたまたま人の指の数が10だからだそうです。つまり、人の指の数が8本とか12本だったら数の数え方は今と違っていたかもしれません。10という数字に特別な意味はありません!
アラビア数字の起源はインドですが、アラブの数学者によってヨーロッパに伝わりました。この本では、その中でもアル=フワーリズミーという数学者が紹介されています。アルゴリズムの語源は彼の名前から来ているそうです!これはこの章で一番驚きました!
ヒンズーアラビア記数法とそれまでの記数法の違いをまとめると、次の3点です。
- 位取り記数法
ヒンズーアラビア記数法は位取り記数法を採用していて、数字がどの位置にあるかによって異なる量を表しています。
- 10を表す特別な記号
ほとんどの記数法には、ローマ数字のⅩのように、10を意味する特別な記号がありますが、ヒンズーアラビア記数法には10を表す特別な記号はありません。
- ゼロという数
ゼロはヒンズーアラビア記数法にしかないそうです!これのおかげで36と306の区別がつきます。ゼロは位取り記数法を支える重要な数字です。
この章の後半は位取り記数法の説明がされてますが、多くの人がよく知っていると思いますので、詳しく知りたい方はWikipediaでご確認ください。
第8章では、10進法に代わる記数法を紹介します。