わっふるぶろぐ

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『CODE』第8章 10に代わるもの

この章では、10に代わる記数法を例え話で説明されてました。

 

前章でも言ったように、僕たちが現在の10で位が上がる10進法(base-tenまたはdecimal)を使ってるのは、人の指の数が10であることに起因します。

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逆に言えば、理由はそれだけなんです!つまり、人の指の数が漫画のキャラクターのように8本しかなかったとすると、8で次の桁に進む8進法(base-eightまたはoctal)になっていたはずです。

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このとき、8と9という記号は存在しません。8進法での数え方は、

 

0 1 2 3 4 5 6 7 10 11 12

 

となります。ちなみに、10進法以外の記数法を扱う場合、混乱を避けるために10をイチゼロ、12をイチニなどと言います。また、10進法や8進法を表記するときは、記数法を示す下付き文字を使います。TENは10進法を表し、EIGHTは8進法を表します。

 

例:ベートーベンの作曲した交響曲の数は9TENまたは11EIGHT

 

今度はもっと極端に、イルカの世界の話をします。勘定には2枚の胸ビレを使います。0と1という2つの数字しか持ちません。これは2進法(base-twoまたはbinary )として知られています。

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2進法はすぐに数字がなくなってしまいます。2進法では次のように数えます。

 

0 1 10 11 100 101 110 111 1000

 

これらの数は大きく見えるかもしれませんが、実際はそうでもありません。2進数は非常に早く長くなっていきます。

10進数を書くとき、長い場合は3桁ごとにカンマを付けて読み易くします。例えば、21000000は21,000,000と書きます。2進数は急速に長くなっていくので、同じく読み易くする必要があります。4桁ごとに空白を入れて1101 1001 0010 1110のように書きます。

2進数よりも簡単な記数法はありません。これまでスイッチ、導線、リレー、そして電球のどれもが2進数字0と1で表現できることを見てきました(スイッチならオンは1、オフは0など)。2進数はコンピュータと密接に関係しているのです!

当時、コンピュータが普及するにつれて2進数字(binary digit)は今後非常に重要になると考えられ、binary digitを縮めてbit(ビット)と呼ばれるようになったそうです。僕はこの事実をこの本で初めて知りました!

 

第9章ではこのビットについて詳しく見ていきます!

 

waffle202.hatenablog.com