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『CODE』第4章 懐中電灯の解剖学

今回も不思議なタイトルですが、懐中電灯の内部構造に着目することで、電気回路の仕組みを説明していました!この章に関しては高校時代に頑張った物理と化学の知識が役に立ちました笑

ちなみに、この章の図は全て僕が書きました!見づらくてすみません!

 

まずは回路(そしてコンピュータ)の中を駆け巡ってる電気について説明します。

あらゆる物質は原子からできています。原子には原子核があり、その周りを電子が飛び交っています。電気は、その電子の動きに由来します。

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原子構造

 原子の電子の個数は通常、陽子の個数と同じなのですが、状況によっては電子が原子から追い出されることもあります。このときに電気が生じるんです!

ちなみに、電気(electricity)も電子(electron)も古代ギリシア語の η λ ε κ τ ρ o ν (elektron)から来ているそうなんですが、これは「琥珀」を意味するそうです!古代ギリシア人が、琥珀を羊毛で擦ったときに生じた静電気を発見したことが由来なんだそうです。これは驚きました!

 

さて、それでは懐中電灯の電気回路を見ていきます。

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電気回路

電池は回路に電圧を与え、電子が移動するキッカケを作ってくれます。導線の中を電子が移動する事で電流が流れます。電流の流れにくさを抵抗といいます。電球は導線に電流が流れることで点灯します。

電気回路は、電圧をV、電流をI、抵抗をRとすると、次のオームの法則が成り立ちます。

 

I= V / 

 

特に重要なのは抵抗Rです。これが、これから電気を使ってコミュニケーションする上でボトルネックになってきます。ですが、素晴らしい解決策があるのでお楽しみに!

 

これで、電池、導線、電球とほぼ全ての仕組みが理解できたわけですが、まだ一番重要なスイッチを使っていません。第5章ではスイッチを用いた電気回路で双方向コミュニケーションシステムを構築します。

 

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